リザベン
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リザベン:
気管支喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎の治療で、経口投与・点眼に日本初以来長く使われています。
又、皮膚のケロイド(手術などでの傷口がうまく治らず、皮膚が盛り上がったり、赤みや硬みがのこる症状)の治療、というアレルギーと関係ない症状の治療にも使われています。
もともと、リザベンはナンテンの実や葉(南天実、南天葉)が、咳止めとして用いられてきたことで(日本では主に実が使われているそうです)その成分の研究過程から、薬にしてみよう、というのが、リザベン開発の始まりでした。
ナンテンの中には、抗菌作用をしめすベルベリン、心臓に対する毒であるドメスチン、などさまざまな成分が含まれています。そして、その中でもnandinosideと呼ばれる物質にはアレルギーに対する治療効果があることがわかりました。このnandinosideがリザベンの元になった化合物(リード化合物)です。
アレルギー症状が出ているときは、免疫反応を起こすための物質(ケミカルメディエーター;ヒスタミン、ロイコトリエンなど)が免疫系の細胞(肥満細胞、好塩基球など)から放出されていますが、リザベンは、ケミカルメディエーターの放出を抑え、鼻水や喘息の発作を止めることができるのです。
このように抗アレルギー薬として開発されたのですが、リザベンの作用メカニズムを解析する過程で、ケロイドに対する治療効果が見つかりました。
ケロイドが起こる原因については、コラーゲンというタンパク質が、傷口で大量に産生されてしまって、傷口が盛り上がり、ケロイドが生ずるというわけです。
リザベンは、コラーゲン産生がとまり、傷口の余分なコラーゲンは、体内へ吸収され、ケロイドの症状が治まる、と考えられています。リザベンの登場により、ケロイドの内服薬によりこれまでのケロイド治療法は一新されました。
というわけで、リザベンの二つの治療効果を見てきましたが、アレルギーに対する作用、ケロイドに対する作用、いずれも免疫細胞からの物質放出を抑える、という意味では共通したメカニズムです。しかし、リザベンの物質放出抑制がどのようにして起こるかについては、よくわかっていません。これからのメカニズム解明が期待されます。
- [2007/06/25 11:38]
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コラーゲンコラーゲン (Collagen) は、皮膚|真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成する蛋白質のひとつで、多細胞動物の細胞外基質(細胞外マトリクス)の主成分である。体内に存在しているコラーゲンの総量は、ヒトでは、全蛋白質のほぼ30%を占める程多い。また、コラーゲンは
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